2012年3月16日金曜日

ヨハン早稲田キリスト教会-カルトと異端について

1995年のオウム真理教の事件以来、日本では「カルト」という言葉がよく見られるようになりましたが、主に反社会的な宗教団体をカルトとして一般的には考えられているようです。団体内で暴力が振るわれたり、団体に入った人がまともな生活を送れなくなったり、テロ事件にまで発展するケースがあったりして、世間の時事ネタとなっています。
ところで、正当なキリスト教教義とは異なる教えを信条とする教派、団体のことを異端と呼ばれています。異端は特に反社会的な行為を起こしているわけではなく、粛々と活動をしているためにこちらにはあまり焦点が当たっていませんが、目立たない分、むしろ異端のほうが身の回りに浸透し大きな影響を与えていると思われます。

キリスト教の異端と一般的に認められているものの中で代表的なものを個人的体験と共にあげてみます。
以下のような点を持つものは異端です。
・聖書以外の書物も使用する
・イエス・キリスト以外に神(崇拝対象)が存在する。
・神の三位一体説を認めない。


①末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)

1830年にアメリカ合衆国ニューヨーク州でジョセフ・スミス・ジュニアにより創設。ソルトレーク市を本部とし、全世界で会員数は約1200万人。聖書以外にモルモン書を使用する。神の三位一体説を認めない。独自の戒律が存在する。

多摩市に住んでいたころ、昼ごろに出かけようとしていたところ、二人の若い白人の青年が家にやってきました。みんなでお茶を飲んだり聖書を読んだりする集まりがあるので来ないかと誘われましたので、熱心に伝道しているクリスチャンだと思い、自分もクリスチャンです、頑張って下さいと答えたら、二人は紙を取り出して「アポクリファ」と書き何かと質問してきました。私はよくわかりませんでしたので、良くわからない顔をしていると、二人は何やら本を取り出してきて見せようとしました。聖書かと思ったのですが、どうも見た目が違う、このとき、はっと、これはモルモン教のモルモン書だと気づきました。私は一緒に参加する気はないことを表明すると、二人はすぐに去って行きました。後で調べて、よく白人の若い青年が二人組みで自転車に乗って伝道していることを知りました。以前、川崎に住んでいたころには見かけませんでしたので、おそらく特に多摩地方に多いのではないでしょうか。(あくまでも私の推察ですが。)

②エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)

1870年にチャールズ・テイズ・ラッセルが創設したが、混乱状態を経た後、1931年にエホバの証人という名前に改称。全世界で会員数は約600万人。イエス・キリストを神と認めず復活も信じない。家から家への宣教を活動の主体とし、世俗的な内容を極度に拒否する。

私の実家は長野県ですが、子供のころによく、40~50代くらいの女性の二人組みが家にやってきて、「目覚めよ」と題する小冊子を置いていきました。その中には、この世界は神様が創造したという内容が主に書かれており、イラストもきれいでしたので、変な冊子だと思いながらも眺めていました。父親は大の宗教嫌いで全く信じない人でしたので、私もどうせ嘘だと思って適当に読んであとは放っておきました。大人になって、これが異端の宗教であることを知りました。

③統一教会(世界基督教統一神霊協会)

1954年に韓国の牧師・文鮮明により創設。全世界で会員数は多数、関連企業多数。イエス・キリストの復活を完全な救済と認めず、文鮮明が真の救世主メシヤであると教える。聖書以外に「原理講論」を使用する。合同結婚式、霊感商法などでよく知られる。日本では原理教とも呼ばれ大学に支部が存在する。

私が大学に入学した際に、大学内で「原理教」と呼ばれる人たちがよく伝道活動をしていました。ちょうどオウム真理教の事件が起きた翌年でしたので、学内でも宗教活動に対してやや過敏になっていたのか、「原理教」は統一教会系の団体なので注意するようにとの掲示板がありました。図書館で新聞を読んでいたときに(当時、新聞コーナーは館外の一室にありました)、原理教と称する二人から話しかけられましたが、断ると去って行きました。

異端はどれも三位一体を認めていないために正当なキリスト教から明らかに外れているのですが、怖いことに、聖書について全く学んだことがないと、それすらわからず、これがキリスト教かと勘違いしてしまいます。私も大人になってから初めて聖書と異端について知りましたが、ぜひ子供のうちに何が正しいものか知っておきたかっと思いました。